ども〜 @Chikafujiです。
今月はキン肉マンJC第55巻が発売になってま〜す。
しかも怒涛の7月・8月の2ヶ月連続発刊なので、今の内にレビューせねば!
ってことで55巻行きまーす。
@前話までのあらすじ
許されざる世界樹(アンフォーギブン・ユグドラシル)における
正義超人軍、悪魔超人軍、完璧超人始祖軍による3つ巴戦もいよいよ佳境に入り、4戦目となる完璧・拾式サイコマン対ブロッケンJr.は、ブロッケンの数々の猛攻を余裕で交わしたサイコマンがいよいよ止めの奥義を放つ瞬間、
上空よりまばゆい光とともにあの正義超人を生み出した銀のマスクもといシルバーマンが降臨!
ゆっくりとリングへ降りてくるのであった。
@史上屈指のキャラ立ちしたニャガさん!!
完璧超人始祖・・拾式サイコマン。
ここまで、敵役なのにどこか憎めない、ほっておけない魅力的キャラがかつていただろうか。
初出のグリムリバー時点では、明らかに噛ませ役かモブキャラかと思っていたんだけど、
バッファローマン戦で「こいつはかなり上位の幹部級か」と思わせ、
そしたら、実は完璧始祖だったっていうじゃないっすか!
しかもマグネットパワーの発見者で、かつ・・・
いや〜ここまでに入念にキャラ設定を重ねる敵役ってのもなかなかないですよね。
しかも、見た目通りにおネェキャラというか、変態というかストーカーというか、
性格設定もどんどん濃ゆくなっていく。。。
おっと、サイコマンだけの記事も書けそうな勢いになってきましたね〜
この巻におけるニャガさんのハイライトは、
「すべてリセットして、この3人でもう一度・・・ ”神”をやり直しにあの時代に戻りましょうよ!」
ですね。
このセリフにすべての想いが込められていて、深いですね!
いや、”神”じゃないんでしょ、あなた方は!
まあシルバーマンもそこを突っ込んでましたが。
超人がすべて滅んだ後、11人だけで一からまた世界を作り上げていく。。。
それは”神”の所業そのもの。。。
手塚治虫の「火の鳥」でもその展開はいくつかありましたが。
やはり、苦楽を共にしながら、壮大な世界創造に共に歩んでいくその過程が、何よりもかけがえなく、そして自分と同等の考え方を共有してくれる師匠と友(まあ友という認識というよりは理解者ですが)との過ごした何億年という時間。。。
サイコマンにとって、マグネットパワーも副次的なもので、せっかく発見したこの素晴らしいパワーをみんなで共有したいという想いが強すぎたんですね。
悠久の時間を過ごして不死の超人であっても、
何よりの恐怖は「孤独」ということでしょうか。
まあ、他の始祖達ももう少し理解を示してあげても良いかと思いましたが。
マグネットパワー発見前の描写がないのでわからないのですが、ニャガさんが既に軽んじられているのがかわいそうかと。悠久の時を同僚として切磋琢磨していたのなら、もう少し賞賛してあげても良いのかと思います。普段から他の始祖を馬鹿にし続けたのが災いしたのでしょうか。
確かに磁力要素、パワーの増幅効果や肉体そのもの以外で強くなる部分は疑問思っても仕方がないですが、「超人=戦い」だけじゃなく、「よりより世界の創造」であるなら、決して邪道だけではないのがマグネットパワーだというのを模索しようと考え方があっても良かったのかと。
でも、それを独占してしまった結果が超人墓場でもあるか・・・
あぁ、まとまらない。。。
@銀さん、正義超人って結局何なの?
ついに登場した完璧超人始祖 弐式シルバーマン!!
いやあ、かっこえぇの〜
ただ、疑問点が多いのもこの方の特徴なのです。
つまり立ち位置がイマイチはっきりしないので。
次巻にて色々と明かされるので、その時に多くを語りたいと思いますが。(カンケツニナルカナァ〜)
なんで、試合自体に着目します。
防御の天才の異名の通り、多彩なサイコマンの攻め手に上手く捌いていくあたりは。。。
うん?というかむしろガンガン攻めているし、むしろほぼ急所狙いのエグいのばかりですが!
さすが、かつての虐殺王!
基本的に試合展開が面白くて良いですね。探り合いや一つ一つの攻防に意味合いがあり、どちらかというとニャガさんがしっかり試合を組み立てて、銀さんの試合勘を取り戻させつつ、マグネットパワーのための下準備を着々と行っていく序盤から終盤の流れのテンポが良いですね。
今シリーズは特にそんな試合が数多くて好きなんですね。
個人的には、
・テリーマン対マックス・ラジアル(テリーの戦いが好きなんです)
・ラーメンマン対マーベラス(これぞ正義超人の試合という良試合)
・ロビンマスク対ネメシス(ロビンの生き様という部分)
・アシュラマン対ジャスティスマン(なんかU系な試合)
・テリーマン対ジャスティスマン(Best Match)
上記の試合が好きですね。
また話が逸れた。。。
話を戻すと、これだけ試合の流れが良かったのですが、マグネットパワーの攻防に入った途端、攻守が単調になってしまうんですね。やはり力に依存すると攻め手が単調になるってことでしょうか。
マグネットパワーはやはり邪道なんでしょうか。
ヘル・ミッショネルズはタッグチームで対戦相手も様々だったので、技の広がりがあって飽きなかったのかな。
いつか検証してみたいです。
あ。。。銀さんのことにほとんど触れてない・・・
@ついに明かされる真相(次巻で)
あと3週間ほどで次の56巻が出ちゃうんですね〜
嬉しいなぁ!!
まぁ、次の感想で、銀さんを掘り下げよう。
でも、ニャガさんの分も書き足りない。。。
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